甘い恋愛にハマっていってしまった僕
学生時代の恋人を、今でも時々思い出す事があります。
若い頃の不器用だけどひたむきな恋愛、今となっては少々気恥ずかしい思い出ですが、忘れることが出来ないのは、色々な後悔があるからでしょうか。
大学生の頃、学校の近くのボロいアパートで独り暮らしをしていました。最初は親元を離れる解放感に喜んだものですが、徐々に寂しさを感じる様になっていったのです。
バイトが終わった後、真っ暗な部屋に一人で帰るのは、意外に寂しいものを感じてしまいました。そんな事もあってか、恋人ができるとすぐに自分の部屋に入り浸りにしてしまいました。
ちょっとした同棲生活の始まりです。大好きな彼女が、いつもそばにいてくれるというのはなかなか良いものです。お風呂も一緒、寝るのも一緒、とっても甘い生活です。
でもやがて、そんな同棲生活にどんどんハマりこむようになり、バイトを休み、学校にも行かない、そんな引き籠りのような状態になってしまいました。
こんな生活はダメだよと言う彼女と口論が増えていき、やがて別れる事になってしまったのです。若くて未熟であった自分だったのだと思いますが、でも真剣に恋していました。
恥ずかしいけれど、大切な思い出です。