スキー板
簡単
チューンナップ講座
ゲレンデに出る前に、最低このくらいはやっておきたい
スキー板のチューンナップ講座。
スキーは道具のポテンシャルがものをいうスポーツです。
走らない、止まらない板は非常に危険。
という訳で、最低限必要だと思われる、板のチューンナップ方法を
お教えします。
(*傷のリペアリングやエッジのオイルストーンがけなどは省略)
@
まずは板をバイスで固定。邪魔なストッパーは
強力な輪ゴムなどで寝かせて固定します。
A
ワックス・リムーバーを吹きかけ、きれいな布で
古いワックスや汚れを拭き取ります。
B
サンディング。サンディングは2度に分けて行います。
まずは150番位の荒めのサンドペーパーで細かい傷を削り落とし、
滑走面をフラットにします。
次に、350番位のサンドペーパーで、滑走面を整えます。
(サンディングは均等な力で、トップからテールにかけて行います。)
C
エッジ立て。これもまた、トップからテールへと
均等な力で削ります。
(削るというよりは磨くといった感覚で、無理な力はかけません)
D
ストラクチャーをつける。まずはスチールブラシで、
続いて真鋳ブラシで整えます。
これは、ワックスの浸透性と滑走性を高めるのに効果的です。
(*雪質に合わせたストラクチャーの種類分けは省略します)
(やはり均等な力で、トップからテールにかけて行います。)
E
エッジのバリ取り。400番位のサンドペーパーで、
トップからテールへと軽く2、3回磨きを欠けます。
滑走面側を磨く時は、なるべく滑走面に触れないように注意します。
F
更に、同じ400番位のサンドペーパーで
トップとテールのエッジを丸めます。これをやらないと、
エッジがかかり過ぎて危険です。
丸める長さは、身長や板の長さ、板の種類、
滑り方などによって違ってきます。
一応基本となる数値は、雪接点から10〜15cm位で、
アウト側はイン側より更に5〜10cm位
長めに丸めておいた方がいいでしょう。
*ただし、ショート・カービングなどの場合、丸める必要のないものもあります。
G
もう一度、ワックス・リムーバーで汚れを拭き取ります。
そしてワックスがけ。まずはベースワックスを、
今度はテールからトップにかけて塗ります。
(ワックスは薄く、均等に塗ります。)
ワックスがけには、ワックス・アイロンが便利。
ただし、ワックスに合わせた温度調整に気を付けましょう。
H
均等にワックスを塗り終えたら、できたら一晩以上は手を触れずに
充分ワックスを浸透させます。
その後、プラスチック・スクレイパーで余分なワックスを削ります。
I
更に、ナイロン・ブラシでブラッシング。
これで、徹底的に余分なワックスを取り除きます。
J
最後に滑走用ワックスです。
GHI
の手順を繰り返します。
ただし、滑走用ワックスはなるべく滑走する直前に
削った方が、浸透性が増し、長持ちもします。
また、滑走用ワックスは実際の滑走性に大きく作用します。
雪質に合っていないと、板はまったく走りません。
板は走らないと、言うことをききません。
したがって、選択が難しい場合はオールラウンド用のワックスをお勧めします。
以上で一通りの作業が終了です。なるべく、
3回に1回位はこの程度のチューンナップが望まれます。
*ワックスがけは毎回必要。だいたい1日滑走するととれてしまう。
安全のため、テクニック向上のため、或いは
板を長持ちさせるためにもそれくらいは必要だと思います。